くらしをよくする骨コラム

【医師監修】骨とコラーゲンの関係性とは?健康維持に不可欠な理由を解説

骨の健康を維持・向上させるために、カルシウムの摂取が一般的に知られていますが、
近年ではコラーゲンの重要性も注目されています。

本記事では、骨とコラーゲンの関係性、コラーゲンが骨に及ぼす影響、そして効果的な摂取方法について詳しく解説します。

 

監修者画像

この記事の監修者:大井 美恵子(小児科・内科・皮膚科・アレルギー科)

経歴:
金沢医科大学卒業後、広島市立広島市民病院小児科医として経験を積み、2016年に姉と共に「女医によるファミリークリニック」を広島市で開業。小児科・内科・皮膚科・アレルギー科を診療し、家族全員の健康を支えるホームドクターを目指しています

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■所属学会・資格

 難病指定医

 キレーション認定医

 小児慢性特定疾患指定医

 子どもの心相談医

 高濃度ビタミンC点滴療法認定医新生児蘇生法専門コース認定医

 日本小児科学会

 日本周産期新生児医学会

 日本小児神経学会

 日本リウマチ学会

 抗加齢医学会

 高濃度ビタミンC点滴療法学会

 日本アレルギー学会

 日本小児皮膚科学会

 日本小児科医会

 広島県小児科医会

 赤ちゃん成育ネットワーク

 点滴療法研究会

■メディア露出実績

 TV広島テレビ

 TSSテレビ新広島

 広島ホームテレビ

 テレビ朝日(羽鳥慎一のモーニングショー)

 フジテレビ(Live News イット!)

 

骨の構造とコラーゲンの役割

 

骨は以下の成分で構成されています。

 

  • 無機質(約70%):主にカルシウムやリン酸カルシウムで、骨の硬さを担います。
  • 有機質(約20%):その90%がコラーゲンであり、骨の柔軟性や強度を維持します。
  • 水分(約10%):骨の構造を保つために必要な水分です。

 

コラーゲンは骨の「鉄筋」とも例えられ、骨の柔軟性や強度を維持するために不可欠な成分です。

 

コラーゲンの劣化と骨粗鬆症

 

加齢とともに、骨内のコラーゲンは劣化しやすくなります。
特に、40歳を過ぎるとコラーゲンの量が急激に減少し、骨の質が低下します。これにより、骨密度が低下し、骨折しやすくなる骨粗鬆症のリスクが高まります。

 

コラーゲン摂取の重要性

 

骨の健康を維持するためには、カルシウムだけでなく、コラーゲンの摂取も重要です。コラーゲンを十分に摂取することで、骨の質を高め、骨折のリスクを低減できます。

 

 

コラーゲンを効果的に摂取する方法

 

コラーゲンを効果的に摂取するためには、以下の方法が有効です。

 

  • 食事からの摂取:鶏皮や魚の皮、ゼラチンなど、コラーゲンを多く含む食品を積極的に摂取しましょう。
  • サプリメントの利用:コラーゲンペプチドを含むサプリメントを活用することで、効率的にコラーゲンを補えます。

 

骨の健康を支える生活習慣

いつのまにか骨折を防ぐための対策

 

コラーゲンの摂取だけでなく、以下の生活習慣も骨の健康維持に役立ちます。

 

  • 適度な運動:特に水中歩行や大股ウォーキングは、骨に適切な刺激を与え、骨密度の維持に効果的です。
  • バランスの取れた食事:カルシウムやビタミンD、ビタミンK、ビタミンB群、葉酸など、骨の健康に必要な栄養素をバランスよく摂取しましょう。

 

まとめ

骨の健康を維持・向上させるためには、カルシウムとコラーゲンの両方が重要です。
コラーゲンは骨の柔軟性や強度を保つ役割を果たし、その劣化を防ぐことが骨粗鬆症の予防につながります。適切な食事や生活習慣を心がけ、健康な骨を維持しましょう。

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